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ブログ「芋の気ままな生活」の管理者、芋が小説を置くためのブログです。コメントいただければ幸いです…。


by old-imo

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レオンの一日

レオンの一日

俺は某エージェント事務所に勤めている、それなりに、いや結構優秀なエージェントだ。ミッションの収入もそれなりな額だ。俺は今日もその事務所に勤めている。

事務所に着くと、同僚のクリスが先に来ていて「よう。」などと挨拶を交わした。
俺は席に座ると、まずパソコンを起動した。コレには大事なデータが入っている。俺の今までの実績も、アシュリーのパンt…いや、なんでもない。
俺はミッションの依頼が来るまでクリスと雑談などをしながらブラックコーヒーを飲んでいると、事務所の所長のマーシーが入ってきた。
「おはよう、マーシー。」
「ああ、おはよう。」
そんな淡々な会話を交わした後、マーシーはパソコンを立ち上げ、特に意味も無くネットサーフィンをし始めた。まぁそれが俺の事務所の日常なのだが、その日常を覆す'厄介者'が現れた。

ある男が事務所のドアをコンコンとノックするとしばらく間をおいてから躊躇無く入ってきた。
男は俺たちと目が合うと、ソファの前に立って一礼してから、「座ってもいいでしょうか?」とたずねてきた。
「あ…はい、どうぞ。」
とマーシーが返すと、男は持っていたカバンをソファの下においてから、おずおずと座った。
おずおずとしたり躊躇無く行動したり訳のわからない男だ。
男はマーシーをその傍に立っている俺たちを一度見渡してから、用件を話し始めた。
聞くところ人探しの依頼らしい。男は用件を話し終わった後、ハッとなったようにカバンを漁り始め、中から名刺ケースを取り出して名刺を俺たちに渡した。名前はブラウンと言うらしい。なかなかな名前だ。
ブラウンは探してほしい人の名前を言うとすごすごと帰っていった。
その人の名前は「レオン・S・ケネディ」と言うそうだ…。って俺じゃねぇか!
ブラウンの話を聞いている最中ブラウン全員が俺のほうを向いた。そのときに言うべきなのかみなとまどっていたのだろう。
「ど…どうしよう…」
マーシーが言った。いや、俺だってどうしたらいいかわからないさ。もしかしたら相手の目的が俺を殺すことだったりするんだし、どうしたものか…。
しばらくの沈黙が流れた後、クリスが携帯を取り出してブラウンの名刺をマーシーからひったくった。
何をするのかと見ているといきなりブラウンに電話し始めた。まあ予想はできていたが何をするつもりだ。
俺が止めようとした瞬間クリスは鋭い目で俺を見た。…クソッ、こいつと戦ったら絶対殺されるな…。
仕方なく見ているだけにしているとクリスがしゃべり始めた。
「あ、ブラウンさんですか?はい、エージェント事務所のクリスと申します。あ、はい、そうです、マーシーの左にいた男です。本題ですが、レオンという男が見つかりまして、…はい、本当です。今すぐ事務所に来て下さい。はい、わかりました。それでは。」
ピッ。
クリスが携帯を切った。いったい何しやがるこの男。俺がクリスをまじまじと見つめていると
「まぁなんとかなるんじゃないの?お前エージェントだろ。自分でなんとかしろよ。」
などとまるで他人事のようにマーシーが言い出した。なんで他人事なんだよ、じゃあお前が行けよ。
「やだね。これはお前の問題だ。」
誰がお前の問題だ。…畜生、運が悪いなぁ俺って。
するとドアを開けてブラウンが入ってきた。
「レオンがいるって本当ですか!?」
かなり興奮しているようだ。あまりの気迫に少し引いてしまった。
「は…はい。実は…この男こそがレオンです。」
「えぇッ!?」
まさに世紀の瞬間が訪れたときのようなリアクションをしやがる野郎だ。どう考えても大きいだろ。
「ちょ…ちょっといいですか…。」
「は…はい…。」
俺はブラウンのところへ行くとヒソヒソ声でしゃべり始めた。
「俺だよ、俺。アレックス。」
「えっ!!??」

それこそが世紀の瞬間だったのかも知れない。

END
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by old-imo | 2009-03-22 17:55 | 短編集